素敵な奥様

2005年7月29日
素敵な奥様
 
←イキたいなぁ〜でっかいど〜ほっかいど〜
 でもこれは近所で撮ったモノ(爆)
 
 
 
 
 
 
先日、取引先の元副社長(現在引退してご隠居中)が
遊びがてら来社いたしました

この元副社長さん、昔はかなりの♀好きで
今ももちろんオンナノコにはリップサービスしまくり(笑)

しかしおぢさまが得意なリンダ
セクハラをハラスメントだと思っていないので
ふつ〜にツッコミ返し♪
 
 
その日もうちのシャチョさんと政治経済ゴルフに噂話と
実にマルチに飛んだ会話がなされており
ひょんなことから、すでに他界した元副社長さんの奥さまのお話となりました
 
 
副社長さんは、今でこそオンナノコをからかって遊ぶだけになりましたが
昔若い頃、そりゃもぉぶぃぶぃぶぃぶぃオイタをやらかしてたそうで

そうして、話は40年程前に遡り
バリバリ現場で仕事をこなし、バリバリ現場でオンナをこます
そんなアブラもノリノリ、ギンギンギラギラな30代だった頃のお話

当時、集団就職というものがあり
地方の中学・高校卒業生が
集団で都会の会社や商店などに就職いたしました
(ってリンダ県も現役地方でありますが)

その集団就職で、中学校を卒業するなり
すぐリンダ県都の某会社の工場で働いていたなっちゃん(仮名・推定ハタチ)を
元副社長さんが言葉巧みに口説き落としました
 
 
あ、もちろんなっちゃんはハナの独身
元副社長さんは妻子ある身
いわゆる不倫ですわョ〜
 
 
当時のデートといえば、映画かボーリングか喫茶店でお話
都合がつけば車でドライブ
と、今に比べて娯楽が少ないことこの上ない

しかしそれでも元副社長さんは、一生懸命なっちゃんをデートに誘い
少ないながらにも、いろんなところへと連れてったそうな

そんなある日、遠出のドライブも好きな元副社長さん
この辺だといちゃいちゃできないので(ナニゆえ不倫の身)
なっちゃんを泊りがけで京都へ連れてってあげるから
とりあえず、仕事が終わったらすぐバスに乗り
元副社長さんの地元で降りなさい
そしたら降りる時間に合わせて、車で迎えに行くから
と、ぷち不倫旅行の約束をしました

そしていよいよぷち不倫旅行当日
仕事を終え、いそいそと旅行の準備をした副社長さん
ふっと財布の中を見ると、所持金700円なり

これにはさすがに参ってしまい
どうしたもんかと考え抜いた末
なんと、奥さまに借金の申し立てをいたしました
 
 
しかしこの奥さま、常にダンナさまを立て
自分はいつも三歩下がった位置に待機しており
決してでしゃばらず、かといってダンナさまの行動を先読み
先回りして全てのことを段取りつけるという
実にお釈迦様のようなできたお方

もちろん元副社長さんの借金の申し出にも理由など
これっぽっちも聞きません

しかしこの日はオンナの勘が働いたとでも言うのでしょうか

「おぃ、ちょっと金貸してくれ」

「お金?いくらぐらいですか?」

「そうやなぁ・・・京都へ行くから3万程貸してくれ」

「京都ですか?
 じゃあ、私も行きます♪」

とさっさと準備をして、車の後部座席に乗り込んでしまいました

これは困った、どうしよう・・・

しかし当時は携帯電話などないし
なっちゃんはもうバスに乗ってこっちに着きそう
 
 
元副社長さん、ハラをくくりました
 
 
そうです
妻同伴の不倫旅行を決行することにしました

もちろん、バスから降りたなっちゃんは驚きました

「すまん、なぜか今日に限って一緒に来るって言うんだ
 今回はガマンしてくれ」

妻と夫とその愛人
世にもおかしな図ができあがりました
 
 
 
旅行から帰ってきた数日後
なっちゃんから元副社長さんに連絡がありました

「もうあなたとは会えません」

「なんでや!?
 妻同伴の旅行のこと、怒ってるんか?
 だったら本当に申し訳ない!」

「いいえ、違います
 あの旅行では奥さまには本当の妹のように
 大変親切にしていただきました
 そんな奥さまを裏切ることが心苦しいのです
 なのでもう元副社長さんとはお会いしません」

そうして、元副社長さんとなっちゃんの恋は終わりましたとさ
 
 
それを聞いたリンダ、元副社長さんに一言
 
 
奥さま、かっこいいー!!(≧▽≦)
 
 
そうして今でもそのときの
奥さまとなっちゃんが仲良さそうに写っている写真が
元副社長家にはたくさん残っているそうです(笑)
 
 
 
 
 

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