怒れるオバチャン

　
←いつまでも大人気っすねぇ
　
　
　
　
　
　
先日、まいはにー（小2♂）と甥っ子（小1♂）を連れて
ピカ○ュウ（ナントナク伏せたい年頃 うふ♪）を観に行きました

夏休みなレディースデーということもあり
朝一でしたが、すでに館内ほぼ満員御礼
3人並んで観れる席は
端っこの前から3列目か、真ん中最前列しかないとのこと

しょうがないので、抵抗虚しくも、3列目の方に決めました
　
　
ま、それはいいとして
リンダたちが座った席の後ろに、年の頃小学4年生ぐらいでしょうか
男の子3人ならんで大興奮なご様子でピカチュ○に見入っておりました

概ねコドモを対象としているのだし
映画の中に入り込んでの大騒ぎなら、オバチャンは諦めます

しかし、この3人トリオの真ん中のガキが
興奮し過ぎて、体が言うことをきかないのか
ことあるごとに、前に座っているリンダたちの背もたれを
ガンガン蹴ってきます

いや、実際は、バタつかせている足が
背もたれに当たっているだけなのでしょう

しかし映画館で周りに気遣えないヤツは
例えコドモでも許しません

何度も何度も振り返って睨みつけ
文句の一つでも言ってやろうかとしても
コドモたちは映画に真剣で、前のオバチャンの睨みになんて
全く気付いておりません

本人に直接注意することを半ば諦め
次は親に言ってやろうと探すも
親らしき姿は見当たりません

その時点でブチギレ寸前のリンダ

いつか言ってやる・・・いつか言ってやる・・・

と何度も何度もチャンスを伺うも
コドモたちはピ○チュウに釘付け
　
　
そうこうしているうちに、一人のコドモが
オバチャンの睨みに気付いた様子

目があったので、思いっ切り口をパクパクさせ
メッセージを伝えました

「その子に椅子蹴らないでって言って」

と、蹴ってる子を指差し伝言を伝えてもらいました
　
　
ようやく収まりました
これで安心して○カチュウを拝める
　
　
と思った矢先、またさっきのクソガキが背もたれを蹴り始めました

またリンダも睨みました

やっぱり気付きません
　
　
そのうち、映画もクライマックスに近付いてくると
それに合わせるかのように、クソガキも興奮してきます

蹴りも激しくなってまいりました
　
　
すると、そのクソガキ
あまりにも興奮し過ぎたのか、勢い余って
自分の席から飛び出すようにリンダたちに近付きました

チャンス！

その瞬間、バッと後ろを振り向いたリンダに
さすがのクソガキも気付いたらしく
思いっ切り目があったと同時に
今まで散々睨んできたこの目とドスを効かせた声で一言
　
　
　
　
　
　
　
　
　
お行儀悪いよ！
　
　
　
　
一瞬少年は凍り付き、次の瞬間ピシィィィっと自席に座り
それからは恐ろしいまでに静かに観ていたご様子
　
　
しかしそれだけではまだ怒りが静まらないリンダ

映画が終わったら、もう一言言ってやる
清く正しく恐ろしくも短く
この一言で今後騒ぐと恐ろしい事態を招くのだということを
少年の心にしっかりと植えつけてやる
という、ありがたい近所のオバチャン心
　
　
本編が終わり、エンドロールが流れ始め
タイミングを見計り、そろそろかな、、、と思い後ろを振り返ると・・・
　
　
　　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
少年たちは逃げたあとでした
　
　
　
　
　
　
　
たしかに叱られるのを待ってるコドモなんていないよなぁ・・・